無冠帝の由来
|
| 何よりも、ネーミングが物語る |
| そもそも、『無冠帝』は飲む人に評価を委ねた酒。誕生したのは吟醸酒ブームの最中1983年だが、トレンドに媚びた酒ではない。当時、吟醸酒に対する世間の声は「味わい深いが、少量生産で、価格も高い」。そこに、菊水酒造持ち前の反骨精神が頭をもたげた。「飲みたい人が買える吟醸酒を造る」。特級や一級で販売すると酒税が上がり、価格が上がるので、敢えて二級での販売を決意。もちろん、品質は落とさない。名ばかりの名酒ではなく、本来の冴えた味わいを、実を持って評価していただきたい。ネーミングに思いを込めた。無冠帝、そこには特級や一級の冠はないが、帝王の自負がある。 |
|
|